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カテゴリー: 占い師のタブー

占い師が占えないこと

占い師が占えないこと

自分が占える範囲の占い

先日、一人のお客様から相談を受けました。とある資格の試験を受けるのだけど、受かるか占ってほしいというものでした。
占い師には占ってはいけないタブーとされていることがいくつかあります。まず人の生死に関わること、それから病気に関しても医療の分野に関わってくることは占えません。同じように試験の合否も占えません。これは人にもよりますが、私は占えないとしています。なぜなら占うことはできますが、ここで合否どちらの結果を伝えたところで、その人がその結果から勉強して努力することをやめてしまう可能性があるからです。
そのため、相談してきたお客様にはやんわりと占えないことをお伝えしました。お客様はとてもがっかりしたようで、こちらとしても心苦しかったので、努力を怠らなければきっと成功しますよ、と占いとは関係なく応援させていただきました。
占い師はときには相談者の期待に答えられないこともあります。しかし、下手に占ってしまって相談者を苦しませることは避けなければなりません。占い師は人の人生に関わる仕事だからこそ、自分の発言に責任を持つ必要があります。自分で責任の取れる範囲内で占うべきだと思います。

合格の秘訣を教えてくれた占い師

占い師は様々なことを占いますが、中には占ってはいけないとされるものがあります。その中の一つに試験などの合否についてがあります。合皮を占ってしまえば、その時点で努力をしなくなってしまう可能性があるからです。
以前、大学入試の合否を占ってほしいという方が来ました。一度落ちてしまい、今度こそ受かりたいのだと必死の様子でした。しかし、合否については占えません。申し訳ないけれど……とお断りすると、「合格のために勉強はもちろんします。それとは別に何か頑張ったり気をつけたほうがいいことはありますか?」と聞かれました。その内容でしたら直接合否には関わらないので占えます。
その内容で占ってみたところ、体調面で気になることが見つかりました。「もしかしてお腹弱かったりしませんか?」そう聞いてみると、驚きながら頷いてくれました。なので「食べ物や飲み物に気をつけること、お腹に気を使って勉強に臨むのが良い」というアドバイスをしました。
合否については占えませんが、アドバイスをすることはできます。その人が少しでも目標に向かって頑張れるようにアドバイスをするのも大切な占い師の仕事だと思います。

占って後悔してしまったこと

占い師にはいくつか占ってはいけないタブーがあります。人の生死などが代表的です。
以前、恋人が事故に遭って、助かるか占ってほしいというお客様がお見えになりました。もちろん生死に関わるので占えません。しかしその頃の私はまだ未熟だったのと、お客様の熱意と涙に負けてつい占ってしまいました。その結果、生死の境目を彷徨っていて、時期に境目のむこうにたどり着くと出ました。つまり、恋人は亡くなられる…そう出たのです。しかし、それをはっきりと伝える意志の強さも持ち合わせていませんでした。
その数日後、再びお客様がお見えになりました。「先生、彼、あの占いの2日後に亡くなりました」そう伝えてくださったお客様の顔は悲しそうだったけど、私を責めることは一切ありませんでした。むしろ「先生にはわかっていたんですよね、気を使わせてしまってすみません」と謝罪され、こちらもとても申し訳なくなりました。
それ以来私は絶対に生死に関してだけは占わないようにしています。どれだけ訴えかけられても、涙に負けそうになっても、あの時の鑑定を思い出してお断りしています。